カラコンを使うとき、何に気をつけたらいい?

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年々インターネット環境と物流が発達している昨今、通販ショップの利用が以前よりも格段に増えています。昔は、実物を見ずに商品を購入する通販ショップの利用に抵抗を感じている方も多かったのですが、今はそのような声が少なくなっています。通販ショップのサービスを提供している企業も、お客様が安心してショップを利用できるように、日々試行錯誤を重ねています。

通販ショップの利用が増えているとはいえ、ファッションに関係する服や靴は、まだ実際に店頭に足を運んでの購入がメジャーです。一方で、購入にほとんどの方が通販ショップを利用しているものもあります。その1つがコンタクトレンズです。

コンタクトレンズは、店頭で購入するとなるとたいていの場合、処方箋の提出を求められます。コンタクトレンズ購入のために眼科に行くことを億劫と感じる方が、コンタクトレンズ購入時に通販ショップを利用します。実は商品価格も、実店舗より通販ショップの方が安価です。

コンタクトレンズの中には、視力矯正の用途で装用するものとは別に、「カラーコンタクトレンズ」というものがあります。一般的には「カラコン」と呼ばれている、このコンタクトレンズは、瞳の色を変えたり、瞳を大きく見せたりする効果があり、女子大生をはじめとした、若い女性が装用していることが多いです。

視力矯正の目的で使われるコンタクトレンズは、ほとんどの場合、無色透明です。一方、カラーコンタクトレンズは、「色素」を使うことで、レンズにドーナツ状の色を着けています。これによって、瞳の色が変わったり、瞳が大きく見えたりします。多種多様なカラー、サイズ、デザインの商品が販売されているカラーコンタクトレンズは、陳列されている商品種類の関係から、クリアレンズと呼ばれる普通のコンタクトレンズ以上に通販ショップを利用して購入される傾向があります。

ちなみに、カラーコンタクトレンズは視力矯正を目的としたものではありませんので、度なしのタイプが主流です。中には、度が入ったものもありますので、目の悪い方でも該当の度数があれば利用できます。

普通のコンタクトレンズと、カラーコンタクトレンズには、おもに以下のような違いがあります。

使える洗浄液

ワンデー以外のコンタクトレンズは、外したら専用の洗浄液で洗浄する必要があります。この時、使える洗浄液には、洗浄・消毒・すすぎ・保存がすべてできる「MPS(マルチパーパスソリューション)」、過酸化水素を使った「過酸化水素タイプ」、主成分がヨウ素の「ヨウ素タイプ」があります。このうち、「MPS」と「過酸化水素タイプ」は、カラーコンタクトレンズのレンズについている色素を溶かしてしまう可能性があるので、使うことができません。洗浄液は、成分を確認してから購入しましょう。

装用時間

カラーコンタクトの中には、レンズの間に着色部分を挟んで作られているものがあります。このタイプのレンズは、普通のコンタクトレンズに比べてレンズが分厚いので、目まで酸素が通りにくいです。ですから、目に酸素を触れさせるために、普通のコンタクトレンズよりも、装用時間が短くなっています。

着色されているレンズに対して、「安全面は大丈夫なのか」と心配に思う方もいるかもしれません。確かに、着色された部分が目に触れるのは、目の健康を考えると良くありません。カラーコンタクトレンズのレンズに使われている色素には、ほとんどの場合、酸化鉄や酸化チタンのような金属化合物が含まれています。これが目に触れると、炎症を起こしたり、眼病を引き起こしたりする危険性があります。

しかし、最近はレンズの間に色素が挟んである「色素内包製法」を用いて作られたカラーコンタクトレンズが多くなっています。これにより、色素が直接目に触れないようになります。そのため、使用方法や装用時間を守れば、普通のコンタクトレンズと同様、安全に使用できます。

たとえば、パレンテが販売しているウェイブのカラーコンタクトレンズ「ウェイブワンデー UV RING plus」シリーズは、色素をレンズ素材の中に閉じ込めた「インナーカラー構造」なので、目に直接色素が触れず、安全にお使いいただけます。レンズに度数が入っているものを選べば、目の悪い方でも利用可能です。

「ウェイブワンデー UV RING plus」シリーズには、自然に瞳を大きく見せたい時のための「ナチュラルベール」と、瞳を華やかに見せたい時の「ヴィヴィッドベール」の2タイプがあります。レンズの着色範囲が異なるので、装用時に与える目の印象も変わります。好みや使用場面に応じた製品を購入できるのは嬉しいですね。

視力矯正目的で一般的に装用されているコンタクトレンズと同様、カラーコンタクトレンズも、1歩間違えば恐ろしい目の病気を引き起こします。着色方法などの製品詳細を確認したうえで、安心して使えるものを購入しましょう。