シミへの効果的なアプローチ方法

日差しが強くなると気になるのが紫外線によるダメージ。特に顔にできてしまったシミは女性の大敵です。簡単に消せるものではありませんが、少しでもキレイになるように対策していきましょう。

肌のターンオーバーの過程で皮膚の下層にできたシミが表に出てきたとき、シミが出来たとはじめて認識することになります。シミを徐々に薄くし、消すためにはこの肌のターンオーバーを正常に戻さなくてはいけません。ピーリングや新陳代謝を高める作用を持つ馬油などを塗ってケアしてみてください。この他、シミを薄くする効果が期待できるのが肌の漂白剤ともいわれるハイドロキノン。ただ、ハイドロキノンの量が4%以上でなければシミには効かないともいわれています。市販の化粧品に使えるのは2%以下と薬事法で定められているため、効果には個人差があると覚えておきましょう。また、使い方を間違えると肌トラブルを起こしかねません。夜だけ使って朝には洗い流す、紫外線を避けるなど使い方をきちんと守るのが大切です。

また、シミのケアには原因となるメラニン色素の生成を抑える働きや美白作用のある成分が配合された美白化粧品も効果的です。効果が目に見える訳ではありませんが、出来たばかりのシミを薄くしたり、新たなシミを未然に防いだりと、低リスクかつ実用的にアプローチしてくれます。美白化粧品を選ぶときは、配合されている成分をチェックしましょう。ビタミンC、トラネキサム酸、アルブチン、プラセンタエキスなどがおすすめです。特にビタミンCはシミにさまざまな効果を発揮するので、美容液などでも取り入れるといいでしょう。

これらのスキンケアに加え、ふだんのメイクにも気をつけたいところ。ていねいかつカバー力の高いベースメイクでシミ隠しをしていきましょう。

シミの原因になるメラニンは本来、紫外線のダメージから肌細胞を守ってくれるもの。私たちの身体には必要なものなのですが、紫外線によって肌への刺激が増えるとメラニンが過剰に作られてしまい、ターンオーバーで排出しきれなくなってシミになってしまうのです。紫外線対策と日ごろのスキンケアでメラニンを溜め込まないようにしましょう。